日本臨床微生物学会

お知らせ

第36回日本臨床微生物学会総会・学術集会のご案内(第3報)

第36回日本臨床微生物学会総会・学術集会のご案内(第3報)

 会員の皆様におかれましては,日々の感染対策や感染症診療支援に,最前線でご尽力されていることとお察しいたします。
 第36回日本臨床微生物学会総会・学術集会開催に際しまして,会員の皆様方には多大なるご指導・ご鞭撻を賜り厚く御礼申し上げます。現在鋭意準備を進めておりますが,プログラム委員の先生方から頂いた多くの企画により充実したプログラム(案)を構成することができました。
 第36回は現地開催として,ディスカッション・情報交換の場として有意義な総会・学術集会としたいと考えております。数多くの企画の中で,プログラム構成上希望する企画への参加が叶わない場合もあると思われますので,できる限りオンデマンド配信としても聴講できるようにと準備を進めております。多くの会員の皆様方にご参加頂き,実り多い総会・学術集会となるよう,ご支援のほど何卒お願い申し上げます。

 

  総会長:八木 哲也(名古屋大学大学院医学系研究科臨床感染統御学)
  副総会長:藏前 仁(医療法人豊田会刈谷豊田総合病院安全環境管理室)
  プログラム委員長:小泉 祐介(和歌山県立医科大学臨床感染制御学)
  テーマ:Adapt!適応せよ!ー革新と継承の時代に適応できる臨床微生物検査ー
  会期:2025年1月24日(金)~26日(日)
  会場:名古屋国際会議場(〒456-0036 愛知県名古屋市熱田区熱田西町1番1号)
  学会参加費: 会員・非会員…事前10,000円 当日…13,000円(オンデマンド視聴可)
         学生…学生証提示で無料(医師・社会人大学院生は除く)
  予定プログラム:※セッション名,演題名はすべて仮題です。

 

   招請講演

  1.From Clinical Microbiology to Infection Control
  演者:Mi-Na KIM
     ( KSCM Chairperson, Asan Medical Center, University of Ulsan College of Medicine)
  2.能登に学び南海トラフ地震に備える
  演者:福和 伸一(あいち・なごや強靭化共創センター長)
 

  特別講演

  1.基礎細菌学をベースとした臨床微生物学の展開
  演者:荒川 宜親(名古屋大学名誉教授)
  2.微生物検査から感染制御。そしてなぜか医療安全
  演者:一山 智(医仁会武田総合病院長)
 

   教育講演

  1.NGSを臨床に活かすには
  2.役に立つ!統計学
  3.AIによる臨床検査のイノベーション~臨床検査の未来像を考える~
  4.がん患者で注意すべき感染症
  5.検査室で実施可能なCandida aurisの同定法Update
  6.微生物検査のオートメーション化の効果と課題
  7.一歩進んだ深在性真菌症の診断
  8.インフルエンザ診断における遺伝子検査の導入~その経緯と期待される影響
  9.小児感染症に対する微生物検査の進め方
10.梅毒の治療と検査結果の解釈
11.RSV感染のインパクト
12.SSI-手術部位感染予防の基礎知識
13.職業感染対策としてのワクチン
14.臨床検査技師の研究者としての道
15.人獣共通感染症の現状と課題
16.微生物検査を目的とした症例提示の考え方
17.血液培養検査検体採取バンドル~どう運用し,どう採取し,どう解釈するか~
 

Meet the Expert

  1.培地を内側から理解する
  2.多剤耐性グラム陰性桿菌感染症の治療
  3.ヘルペスウイルスについて
  4.これだけは知っておきたい!臨床で重要な嫌気性菌
  5.美しき真菌の世界
  6.抗酸菌検査・診療の進歩
  7.知っておきたいマラリアの診断と治療
  8.ノカルジアを深掘する
  9.HIV感染症診療の現在
10.CLSI/検査の最新情報
11.臨床微生物検査で問題となるSmall cell variants
12.グラム染色を極める
13.慢性肺アスペルギルス症の診断と治療の考え方
14.CDI診療/感染対策の最先端
15.POT法今昔物語
16.薬剤師から検査技師へのメッセージ
17.A群溶連菌感染症の臨床
 

シンポジウム

  1.環境から分離される薬剤耐性菌の特徴と傾向
  2.次世代シーケンサー(NGS)基礎の基礎
  3.微生物検査室における核酸検査の活用
  4.血流感染症・呼吸器感染症における多項目遺伝子検査の活用
  5.性感染症(STI)診療における診断検査の潮流
  6.コロナ禍で普及した遺伝子検査装置の活用
  7.イムノクロマト法による迅速診断キットの基礎知識とピットフォール
  8.カルバペネム耐性腸内細菌目細菌の検査の在り方
  9.嫌気性菌検査の考え方~どこまでが必要か~
10.これからのLaboratory Developed Testの活用と発展,問題点
11.J-SIPHEとOASCISの病院と地域での活用方法
12.ASTに役立つ生化学検査
13.Diagnostic Stewardship:DSの実践をするために
14.アウトブレイク時の分子疫学的解析
15. もっと知りたいICT・AST活動!多職種連携を充実させるために
   (~検査技師が知りたいこと,検査技師に聞きたいこと~)
16.ワクチンで防げる病気 Vaccine Preventable Diseasesを改めて学ぶ
17.深在性真菌症の診断と治療のアップデート
18.抗酸菌診療の最前線
19.神経系感染症を極める
 

パネルディスカッション

  1.血液培養陽性!その後,どうする?迅速報告の取り組みとその課題
  2.血液培養陽性ボトルからの迅速薬剤感受性検査結果報告
  3.“職人技”と“標準化”~究極の“ハイブリッド”を目指して~
  4.時代の適応に必要なβ-ラクタマーゼの知見と検査
  5.心血管感染症に求められる微生物検査
  6.診療&業務に役立つ!微生物検査システムの「超」活用術
  7.微生物検査の依頼画面を考える(適正な微生物検査を行うために)
  8.ComplexがKomplexになっている微生物検査の問題解決法
  9.臨床微生物検査におけるイレギュラー,解決への糸口を探る
10.検出が困難な薬剤耐性菌をどのように捉えるか!
11.“まれ菌”同定スキルアップ講座
12.アウトブレイク発生時に臨床検査技師に求められるスキルとは
13.名探偵マイクロバイオロG
14.微生物検査技師による総合報告コメント作成の工夫
15.微生物検査における女性のキャリア形成~令和の時代に求められていること~
16.微生物検査室のSDGs 持続可能な微生物検査室を構築するには
17.時代に適応できる臨床微生物検査の人材育成
18.病院外で活躍している微生物検査技師
19.MALDI TOF-MSの光と影
20.微生物検査の標準化―いつでも,どこでも同じ品質―
 

ワークショップ

  1.便検査を再考する
  2.その培養検査は必要?不必要?
  3.稀な輸入感染症の診療~医師と検査技師の連携
 

他学会合同企画

  日本医真菌学会合同シンポジウム
 

学会企画

  1.日韓合同シンポジウム
  2.日韓合同微生物検査シンポジウム
  3.第37回日本臨床微生物学会総会・学術集会 特別企画
  4.認定臨床微生物検査技師制度協議会 特別企画
  5.2024年度認定臨床微生物検査技師(CMTCM)・感染制御認定臨床微生物検査技師(ICMT)
     合同講習会
  6.Championship企画(「K-1」グランプリ)
  7.臨床微生物学会ベストプレゼンテーションアワード
 

委員会企画

  1.認定医制度委員会 企画:Diagnostic stewardshipについて
  2.臨床検査技師の海外留学支援委員会 企画:2023年度海外留学報告
  3.編集委員会 企画:論⽂の書き⽅セミナー
  4.微生物検査標準化検討委員会 企画
  5.ポストコロナ検査機器活用委員会 企画
  6.ISO委員会 企画
  7.四学会合同抗菌薬感受性サーベイランス委員会 企画
 

その他

  1.医師を感激させた微生物検査ver.10(case study)
  2.私の忘れられない◯◯(case study)
  3.真菌の⼩部屋
  4.寄生虫の⼩部屋
  5.ハンズオンセミナー:グラム染色の見方・考え方
  6.ICD講習会
  7.共催セミナー
  8.企業展示

※ 本会では学術的な発表・討論とともに,交流を深め情報交換することが重要であると考えます。
 地区別対抗企画や,学会会場で催す情報交換会(懇親会)など盛り上がれる企画も準備します。
 

問い合わせ先・総会運営事務局

総会・学術集会ホームページ:https://www.congre.co.jp/jscm2025/index.html

総会事務局: 名古屋大学大学院医学系研究科臨床感染統御学分野
〒466-8550 愛知県名古屋市昭和区鶴舞町65番地

運営事務局:株式会社コングレ中部支社
〒461-0008 愛知県名古屋市東区武平町5-1 名古屋栄ビルディング7階
TEL: 052-950-3430 FAX: 052-950-3370
E-mail: jscm2025@congre.co.jp

最終更新日:2024年10月25日
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