臨床微生物アトラス

一般社団法人日本臨床微生物学会
 

臨床微生物学アトラス 臨床微生物学の軌跡/奇跡
―真実を見逃さない目・経験―

 日本臨床微生物学会は、平成31年(2019年)で創立30周年を迎え、創立30周年記念事業として、「臨床微生物学アトラス 臨床微生物学の軌跡/奇跡-真実を見逃さない目・経験-」を作成しました。一般的かつ重要な感染症患者検体のGram染色像のみならず、稀な感染症の症例の染色所見や検体の外観などをアトラスとしてまとめました。アトラス編集委員の保有する画像に加えて、会員の皆様から多数の感染症症例の画像をご提供いただきました。非常に貴重な画像や情報をご提供いただいた会員の皆様およびアトラス編集委員の皆様に改めてお礼申し上げる次第です。
 本学会の30年間の歴史を通して、我々に求められる責任は確実に重くなってきています。一方で、我々のプライドは決して満足のいくレベルには達していないように感じています。主治医がベッドサイドで多くのヒントに気付くように、臨床検査技師は微生物検査室で検体と染色標本の顕微鏡所見を通して真実を見つけることができるチャンスを持っています。臨床微生物学を極めた者のみが知ることのできる真実、そしてそれをどのように臨床にフィードバックしていけるか。これが私たちの責任であり、プライドであると考えます。このアトラスがそのための一助となることを心より祈念しております。

平成31年(2019年)年3月

一般社団法人 日本臨床微生物学会
理事長 舘田 一博

臨床微生物学アトラス

 
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