第37回日本臨床微生物学会総会・学術集会のご案内(第1報)
日本臨床微生物学会・会員の皆様におかれましては,益々,ご清栄のこととお慶び申し上げます。このたび,第37回日本臨床微生物学会総会・学術集会における総会長を拝命しております髙橋 孝と申します。同開催を担当いただく先生方を代表してご挨拶を申し上げます。
1990年1月,日本臨床微生物学会は「臨床微生物学と感染症検査に関する学術研究及び技術の進歩発展を図り,もって国民の健康増進及び公衆衛生の向上に寄与すること」を目的として設立されました。第1回総会・学術集会(東京 東條会館)が開催された折,「微生物検査師は臨床医より何を期待され,臨床医へ何を還元すべきか」という討論がなされたと聞いております。
2009年5月,「日本臨床微生物学会 設立20周年記念誌」が刊行されました。同誌の中で,初代理事長の清水喜八郎先生が学問体系に関する考え方を記述されています。Science for Science(知の営みのための科学=微生物学)とScience for Society(社会のための科学=臨床微生物学)を述べられています。この「臨床微生物学」は「実学」に位置付けられ,拡大する学術と社会との接点の中で,学問体系における「実学」の重要性は益々強まっております。
時代の流れとともに,最新技術が開発され,臨床へ寄与できる様々な微生物検査法が診療現場へ導入されております。この技術革新とともに重要なのが[コミュニケーション]と考えております。即ち,「臨床医は微生物検査師へ何を期待し,微生物検査師へ何を還元できるか」という討論も大切であると思います。
このような点を踏まえ,第37回総会・学術集会におけるテーマを『臨床(医)と微生物検査(師)との更なる絆』といたしました。プログラム委員長として,臨床医・森 伸晃先生(昭和医科大学 医学部 内科学講座 臨床感染症学部門)および微生物検査師・静野健一先生(千葉市立海浜病院 臨床検査科)にご参画いただいております。くわえて,[会場で楽しみながら学部、学びながら楽しむ] 企画も用意しております。
第37回という歴史の中で,千葉県での開催は初めての試みとなります。現在,学術事務局・運営事務局が,盛会となりますよう,鋭意努めております。つきましては,本学術集会の趣旨にご賛同いただき,会員の皆様からの多大なるご支援をお願いいたしたく,何卒ご高配を賜りますよう,お願い申し上げます。
会期等
会 期:2026年2月13日(金)~15日(日)
会 場:幕張メッセ 国際会議場
テーマ:臨床(医)と微生物検査(師)との更なる絆
[会場で楽しみながら学ぶ、学びながら楽しむ]
各種委員会企画
第37回日本臨床微生物学会総会・学術集会
総 会 長 :髙橋 孝(北里大学 大学院感染制御科学府・大村智記念研究所 感染症学)
副 総 会 長:長野則之(信州大学 医学部保健学科 病因・病態検査学)
プログラム委員長:森 伸晃(昭和医科大学 医学部 内科学講座 臨床感染症学部門)
静野健一(千葉市立海浜病院 臨床検査科)
学 会 事 務 局 :北里大学 大学院感染制御科学府・大村智記念研究所 感染症学
吉田春乃
問い合わせ先・運営事務局
運 営 事 務 局 :株式会社幕張メッセ 事業企画課
〒261-0023 千葉県千葉市美浜区中瀬2-1 幕張メッセ国際会議場1階
TEL: 043-296-0623 FAX: 043-296-0529
E-mail: info@jscm37.jp